3/4、滋賀県土地家屋調査士会境界鑑定委員会・法25条2項委員会の合同主催にて土地境界鑑定講座「地籍を考える―その歴史と展望―」が開催されました
本講座では、「日本の地籍」の著者で国土交通省・農水省OBで土地改良・圃場整備や国土調査事業分野での豊富な経験をお持ちの鮫島信行先生、また月刊登記情報にて「地籍図類の歴史」を連載中で、滋賀県土地家屋調査士会学術顧問の古関大樹先生を講師にお招きしております
(なお、拙いながらも今回の講座の司会は不肖私が務めさせていただきました)
特に鮫島先生のお話ははじめてお聞ききさせていただいたこともあり、大変興味深いものでした 先生の問題意識のきっかけは山口県庁に出向されてその際、公図の問題で悩まされたことだそうで、それ以降もずっと地籍に関して興味をお持ちいただいていたとのことです
また来たるべき大都市直下型地震への備えとして、土地境界の確定が急務であり、土地家屋調査士にも是非頑張ってほしいとのエールも頂戴いたしました 中央官庁OBの先生のお話は経験に裏打ちされた確かな分析力が光る、とてもわかりやすいお話だったと思います
なお、滋賀県ゆかりの開明官僚「目加田種太郎」についても触れていただきましたが、今後地籍に関する重要人物ということで何がしか顕彰活動などできないかな、とも思いました
鮫島先生には講座終了後も懇親会、さらに二次会までお付き合いいただきました 誠にありがとうございました!