今日は前に本ブログでも紹介させていただきましたが、滋賀県守山市のライズヴィル都賀山にて、公益法人滋賀県公共嘱託登記土地家屋調査士協会主催の公益目的自主事業講演会が開催されましたので、会員の一人として参加させていただきました
講演のテーマは「今求められる境界の理論と実務~土地所有者の権利と義務~」ということで、まさに第一人者である弁護士の寶金敏明先生にご講演をいただきました
今回の寶金敏明先生のお話の中で特に印象的に残ったのは「公物管理界と筆界・所有権界との混同が多い、筆界調査の際、単なる行政界(道路界)や公物管理界を筆界と勘違いして調査する場合が跡を絶たない」というご指摘です 「道路界(=行政界)は筆界と関わりない」、その通りですね
会場には土地家屋調査士だけでなく、市役所や法務局など官公庁の職員さんも多く見えられていました ただ土地家屋調査士以外の官公庁の方にとっても地籍調査、官民境界確定、都市計画や建築行政など等、幅広い業務に大変参考になるお話ではなかったかと思います 現に知り合いの公務員の方からも「大変勉強になりました もう少し時間が長くてもよかった」とありがたい感想をいただけました
また、講演会終了後は草津市内の会場に移動して懇親会が行われました たまたま私は幸運にも寶金先生の正面向かいに陪席する機会をいただけましたので、講演の内容を直接先生から補足説明いただいたり、普段私なりにぼんやりと考えている点について御質問させていただくなど、大変勉強になった次第です それにしても寶金先生は懇親会終了時まで大変パワフルで、土地家屋調査士に対して「今後は『大土地家屋調査士を目指せ!』」と激励いただくなど、御年齢を感じさせない方でした
ともあれ盛況のうちに講演会が終えられたたこと、公嘱協会の役員さんをはじめとした関係者の皆様のお骨折りのおかげですね 大変お世話になりました!