先日参加させていただきました歴史地理学会の当日は、NHKのブラタモリでちょうど名古屋・熱田編の放映日でした
歴史地理学会では溝口常俊先生(歴史地理学会会長・名古屋大学名誉教授)による講演「古地図で語る郷土の歴史」ということで名古屋の歴史についてお話がありました ちなみに上記の写真は溝口先生の講演の際のものです 濃尾平野の高低差を説明されていますね
片やブラタモリでは歴史地理学者の山村亜希先生(京都大学准教授)の解説の下、放映二回に分けてまち歩きが行われていました
当然と言えば当然でしょうが、両方の講演・番組を拝見し、かなり同じような内容のお話だったなあ、と思いました 舌状台地(象の鼻)、七里の渡し等等、両方拝聴したからこそ、味わい深く、より詳しく理解できたような気になりました
ブラタモリでは、名古屋の都市計画は家康の影響が大、とのお話でしたが、あくまで私見ですが家康は大阪城と上町台地の関係をみて、名古屋にも熱田神宮へと連なる舌状台地にその可能性を見出したのではないでしょうか そうした意味では名古屋の町は大阪をモデルにつくられた計画都市なのかもしれませんね
今回は、たまたま時同じくして名古屋の地理について学ぶことができました また時間があれば実際に「台地の縁」を散策してみたいと思います