今日は、京都市内の京都産業大学 むすびわざ館3-A教室にて開催されました京都土地家屋調査士会の報告会に出席してきました。
今回の報告会は、京都土地家屋調査士会研究部と京都産業大学法教育総合センターとが共同研究を実施された、その内容の報告を京都産業大学法務研究科長 草鹿晋一先生を主な報告者にお迎えして開催されました。
その研究テーマは「土地家屋調査士の再定義に向けて」ということで、正直なところ今日の報告会に参加するまでは、一体どんな内容なんだろう…と怖いもの見たさ、的なイメージを持っていました。
報告会ではまず草鹿先生より、どういった経緯でこの共同研究が始まり、土地家屋調査士(京都土地家屋調査士会研究部)とは具体的にどういったコミュニケーションのとり方、打ち合わせの間隔で研究を進められたかをお話になりました。
報告の内容としては普通の土地家屋調査士が持っていると思われる、生の声を多く反映していただいていて、一つ一つのテーマに興味が持てました。土地家屋調査士業務の拡大の方向性も、今まさにたっている足元から見直すことが大事だと思いました。他士業との違いを欠格事由に焦点をあてて考えてみる、という試みも斬新でしたね。とにかく、この冒険的な共同研究に踏み切られた、京都土地家屋調査士会の英断に敬意を表したいと思います。
また草鹿先生のお話も相変わらず軽妙といいますか、洒脱といいますか、拝聴していて楽しかったです。外部の目からみた土地家屋調査士、という視点を十全に生かしていただき、内内の議論では見落としがちな点について数多くの貴重なご示唆を頂きました。
今回の報告会、滋賀会でも反映していきたい内容がてんこ盛りでした。京都土地家屋調査士会研究部の皆様、草鹿先生、大いに参考にさせていただきます。ありがとうございました。