大阪くらしの今昔館で「軒下地」を考える

 

 昨日は大阪で土地家屋調査士関係の会議があったのですが、ついでに天神橋六丁目にある「大阪くらしの今昔館」を訪問してきました。何故ここを訪れることを思い立ったかといいますと、たまたま某テレビのクイズ番組をみていて、ここの江戸時代の大阪の町並みを復元した実物大模型に「軒下地」がちゃんとあることがわかりましたので、そこから興味がわいた、という次第です。

 

 道路の端にある溝と建物の間に、三尺程度のスペースがありますね。これが「軒下地」ということになります。

 

 

 先週某クイズ番組で放映された「造り物」です。「造り物」自体初めて見ました。

 

 

 これは模型ではなく、展示室の入口に飾ってある絵です。実際の模型も「湯屋」のところは溝が民有地側に凹んでいます。これは湯屋だから凹んでいるのか、たまたまなのか、どうかわかりませんが、興味深いところです。なお、当時の湯屋は「入込湯」。男女混浴での営業ですね。おちおちお風呂に入っていられないような気はしますが、たしか地方の湯屋は幕末も混浴状態だったようです。

 

 

 上は江戸時代の水帳(町絵図)と、背割下水についての説明パネルです。わかりやすいですね。けどなぜか隅っこの方に目立たなく置かれていました。

 

 今回、大阪くらしの今昔館には午後一番で伺ったのですが、多くのお客さんでごった返していました。入場するのに行列までできていたのですが、行列はご多分に漏れず外国からの観光客の方が殆どを占めておられました。近くの天神橋の商店街も地元の方より観光客の方が多いのでは、と思いましたね。

 近世や近代の大阪にタイムスリップした気分を味わいつつ、周りがほとんど外国人ということで、同時に外国旅行の感覚にもなる不思議な施設でした。

 

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