今月、本ブログでもご案内をさせていただきました土山歴史民俗資料館企画展 「古地図展―黒滝・笹路・山女原編ー」につきまして「一度拝見しに伺おう」、と思っていたのですが、本業等等で忙しく、どうやら伺うことが日程的に難しくなってしまいました。
先日、先に見学に行かれた滋賀県土地家屋調査士会法25条2項委員会のメンバーさんから企画展にて配布されている資料をいただきましたので、折角ですのでアップさせていただきます。
資料の解説で細かいことを申し上げますと、「地券取調総絵図(壬申地券地引絵図)」の解説がちょっと正確ではないような気はしましたが、それでも地域でこうした企画展を毎年行われるのは凄いことです。
また二つの地域の古地図類の寄託者が「大宮神社」とあります。地域の神社が古地図を所蔵しているなんて、あまり聞かないのですが、甲賀や土山地域の独自性があるのでしょうかね。湖北地域なら自治会、自治会でないのならお寺(真宗寺院)になりそうな気はします。
なお、「山女原」と書いて「あけびはら」と読むのですね~。まさに難読地名です。こちらの地区関係の古地図は「山女原区所蔵」とありますが、こうした伝統ある集落が今後も末永く次世代に残されることを切に希望します。
この企画展、古地図関係は来月2日で終了のようですが、ふるさと絵屏風の方はまだまだ展示されるようです。甲賀市土山町山内地区の絵屏風が勢揃い、ということですので一見の価値はあるのではないでしょうか。