舞鶴市「古地図研究会」に参加してきました

 今日は京都府舞鶴市にて開催されました「古地図研究会」に参加させていただきました。「古地図研究会」とは京都土地家屋調査士会の地域慣習委員会が中心となって活動されている団体で、主に京都府下の古地図(地籍図)の収集活動をしておられます。今回は舞鶴支部のY様よりご連絡をいただき、少々遠路ですが参加させていただきました。

 

 今回の会場は舞鶴市の西の端の方にある舞鶴市西方寺地区、集合場所は「大庄屋 上野家」。参加メンバー十数名で明治初期に作製された古地図と現況図とを比較しつつ、フィールドワークを行いました。

 

会場の大庄屋上野家。この時はいいお天気でしたが、その後荒れ模様に…。

 

 フィールドワークをしつつ、京都の地籍について参加されている皆様からお話を伺ったのですが、京都の法務局では公図が耕地用と山林用とで分れているようです。そして地番もそれぞれ耕地地番と山林地番が別々にふられ、同じ地番区域にも関わらず耕地・山林とで同じ地番を使用しているのだとか。たしかに地租改正時に耕地を先行して調査し、その後に山林の調査を行っているわけで、「京都方式」に合理性はあるようにも思いましたが、滋賀では聞いたことないですね。

 また福井会の会員さんも参加されていましたが、地番が大字単位ではなくて、小字ごとにふること、小字がナンバリングされている名称であることについて説明がありました。別の機会に既にその説明をしていただいたことがあり、初めてお聞きしたわけではないのですが、頭では理解できても、どうもモヤモヤが抜けません。京都・福井・滋賀、県境を接しているお隣同士ではある訳ですが、土地にまつわる地域慣習は本当に三者三様なのですね。

 

 

 

 古地図研究会の前に少し時間があったので舞鶴市内を散策してきました。上は丹後田辺城、別名「舞鶴城」です。「舞鶴」とかいて「ぶがく」と読むなんて、初めて知りましたが、同じ舞鶴の雅称を持つ城は全国で少なくとも16の城が存在するそうです

 城内(舞鶴公園)の桜もようやく咲き始めといったところでしたが、併設されている田辺城資料館自体はとても充実しているとは言えない程度のものでした。無料開放でしたし、スペースもないことから仕方ないかもしれないのですが、例えば展示物の紹介が模造紙に手書きだったりして、学校の文化祭みたいで、「舞鶴」発祥の地、本来は舞鶴の市の顔となるべき資料館としてはあまりにチープに過ぎると感じました。しかも明日(2019年4月1日)からは入場料も徴収されるようですが、これを機に舞鶴の品格が保てるような資料館として、もう少し整備していただきたいと思います。

 

 

 商店街も散策しましたが、ご多分に漏れず空き店舗も多くみられました。アーケードの長さから本来の商店街の規模は相当大きなものと推察できましたが、地元百貨店も最近閉店したようで苦境が窺われます。業種としては飲食店、とりわけスナックなど夜のお店が多いようでした。逆に喫茶店がほとんどないことも特徴のように思います。やっぱりこれは舞鶴ならではの、自衛隊の関係者狙いに特化しているのですかね。

 

 御昼御飯はぐるナビで見かけた「舞鶴港 漁師小屋」というお店で海鮮丼をいただきました。正直普段あまり魚を食べないのですが、やはりここは地のものを、ということでした。客席にFACEBOOKやインスタでのPRを薦められていましたが、ネット対策も地方で営業を続けていくうえで必須の時代なのでしょう。

 

 

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