先月のことですが住宅宿泊事業(民泊)の届出の関係で、建物の登記が必要になったとのことで建物表題登記のご依頼をいただいた方から無事許可がおりました、とのご連絡を先日頂戴しました。
依頼者の方は他の地域から滋賀県長浜市に移住されて、長浜市西浅井町大浦の古民家を購入された方でした。最近こうした古民家を改装されてカフェや民泊などの事業を開始されたお話はニュースなどではよく聞きますが、実際に土地家屋調査士のお仕事で関わらさせていただくケースは正直稀です。それだけに、ほんの少しの関りではあるものの、新しいチャレンジに少しでも貢献できたことは個人的には嬉しいご報告でした。
そもそも長浜市西浅井町の大浦地区や塩津地区は奥琵琶湖ともいわれて今ではしなびた雰囲気もありますが、近世時代には琵琶湖水運の北の中心的な港として非常に繁栄した歴史もあります。隣の菅浦地区とは中世より境界紛争があったことも国宝の「菅浦文書」によって明らかにされるなど歴史的にも重要な場所です。そんな由緒ある地に若い方が入ってこられて事業を立ち上げるなんて本当にすごい!
『奥琵琶湖のライダーハウス「日本何周」』という屋号で今後頑張られるということですが、いわゆる「ビワイチ」にお越しになられた方々などの利用者を中心に、末長く奥琵琶湖地域の活性化に一役買っていただいていただければと思います。
全国のライダーの皆様、そして観光客の皆様、奥琵琶湖は本当に景色も琵琶湖の幸も満載のええとこです。どうぞ宜しくお願い致します!