今日の夜は地元の神社にて毎年恒例の「燈明祭」でした。
朝から天候も悪く、さすがに今年は燈明を燃やすのは難しいかな、と思いきや午後から天気も持ち直し、無事にお祭りを執り行うことができました。
燈明祭りにはいつも神官さんがお越しになられて、祝詞を上げていただきます。今日の神官さんからのお言葉ですが、燈明を燃やす由来についてお話がありました。そもそもは夏に農作物を荒らす虫たちを夜に灯りをともして集めるという、農業のための行事が、いつしか神事として定着したものだろう、とのことでした。
当地区は元来農地も少なく、地域の性格的には商業で成り立ってきたことから、そんな農業発の由来を想像したこともなかったのですが、非常に土俗的な行事なのでしょうね。それにしても、昔から夏の燈明は幻想的で、炎の揺らぎが心を慰めてくれます。子供のころは大っぴらに火遊び?ができる楽しい一日だったことも記憶しています。
そういえば当ブログではこれまで何度か燈明祭にふれていますが、実は結構アクセス数がいいのです。理由としては浅井長政とお市の方の燈明祭デート?が歴史番組でフォーカスされるのとリンクしてアクセス数が上がっているようです。燈明祭は例えば多賀の万燈祭などとは違い、完全に湖北周辺の地域の、地域による、地域のための行事であって、全く観光化していませんから、こんなブログにさえアクセスが集中するようですね。