たまにはお仕事のことも。
あまり褒められたものではないですが、合筆の錯誤による抹消登記の申請を初めてすることになりました。合筆の抹消登記とは、一旦合筆し、一つになった土地を錯誤を原因として再度元どおりにばらすわけです。私も土地家屋調査士歴も16年ほどになりますが初めてですし、周りの土地家屋調査士に聞いても経験のある方はいませんでしたので、それなりにレアケースの申請なのでしょう。分筆の錯誤なら、ケースとしてはチラホラあるのでしょうけどね。
今回は申請の事前に登記官と相談の上、申請書はひな形もないので自前で作成し、さらに申請人の実印を押印した上申書を添付して無事処理していただけました。事の発端は何を言っても私の責任ではありますが、依頼人さんが高齢の場合は、意思確認は何度行なっても足りることはない、ということを学びました。