今日は滋賀県行政書士会湖北支部主催の業務研修会と情報交換会に出席してきました。毎年恒例の行事ではあるのですが、今回は折からのコロナ禍のこともあり開催も危ぶまれましたが、例年よりは少ないものの、比較的年齢層の若い会員さんを中心に参加者もそれなりにありました。
業務研修会は主に相続法についてのものでした。この間の民法改正について配偶者居住権や自筆証書遺言の保管制度の導入などについては知っていました。が、民法改正と言いますと先日業務で「瑕疵担保責任」について契約内容に組み入れて進めてみましょう、と話をしていましたら司法書士さんから、法改正で「契約不適合責任」に代わったんですよ~と指摘を受けて少々恥ずかしい思いをしたことを思い出します。
今日の研修では例えば、「遺留分減殺請求権」が「遺留分侵害額請求権」に改正になったことの説明がありました。いつまでも昔の試験当時の条文の理解ままでは本来の専門家の役割を果たしているとはいえず、今後もすすんでブラッシュアップをしていかないと、と研修を通じて改めて実感しました。
情報交換会はお弁当を食べるという、新しい生活様式にそった形式で行われました。本来ですと忘年会シーズン真っ盛りですので会場周辺も酔客で一杯なはずですが、そうした方も見られず少し寂しい思いもしました。それでも、現在まさにコロナとの戦争状態ともいえる医療現場の関係者の皆さんのことを思うと、ただただ早く終息に向かうことを祈るのみです。