先月、大津の町家を考える会より「~『大津百町物語』から20年~大津の町家とまちを振り返る」と題した冊子が発行されました。『大津百町物語』についてはサンライズ出版より図書コードを付して上梓されていますが、今回は通常印刷の冊子形式のようです。
FACEBOOKや新聞記事を読んで知っていましたので、大津に行った際に百町館にうかがって、一冊購入させていただきました。かつて滋賀県立大学でお世話になった森川先生のご寄稿など大変興味深く拝読した次第ですが、こうした市民活動が20年以上継続していること、その持続する志がなによりすごいことと思います。これも百町館といういいハードをもっておられることもあるのかな、とは思いますが、やはり継続こそが力だと、この冊子を手にして感じました。
大津百町内外も観光へのシフトや、マンション建設等々、さまざまな動きがあるようですが伝統をベースとして、今後もながく住み続けることのできるまちとして、深く地域に根を張ったまちづくりが展開されることを期待したいと思います。