コロナ禍もあり、今年度は日程の移動など、いろいろと波乱のあった資格試験ですが、法務省より土地家屋調査士および司法書士の今年度の結果発表がありました。
ざっと数字を見ると、まずは受験生が減ってきたなー、というのが率直な感想で、最近では少し大きな書店でも資格試験のコーナーがますます寂しくなりました。土地家屋調査士にいたっては長浜市内の書店で購入できる参考書や問題集はかなり限られているように思います。資格(士業)に対する見方が、私の受験生時代とはかなり違ってきたように思いますが、これも時代の流れなのでしょうか…。
ほかに気づいた点としては、
・土地家屋調査士試験で女性の合格者が増えた(例年5%程度しかないと思うのですが、今年は倍増の9.7%)ことで、これは本当に良かったと思います。母数が少ないので誤差の範囲と笑われるかもしれませんが、土地家屋調査士業界の活性化のためにも、女性には「弁えずに」もっともっとチャレンジしていただきたいと思います。
ほかには
・司法書士合格者の平均年齢がますます上がったこと(平均年齢40.02歳)。土地家屋調査士については昔から大よそ40歳前後でしたが、今回は平均年齢40.02歳。小数点以下まで同じということで、司法書士が土地家屋調査士の平均年齢と並びました。
司法書士はその性格からして法学部の学生なんかが若くからチャレンジされることから、土地家屋調査士に比べてずっと若く合格される方が多いと感じていましたが、最近のこの現象はどう理解したらいいのでしょうか、私にはわかりません。
ただ合格者の年齢を見ると同年代の方も多く、私もまだまだこれから、というかなんなら転職も、と今さらながら思わないではありません。でも、これは単純に我が国の社会全体が高齢化しているということなんですかね。
ということで、最後になりましたが今回合格された皆さん、大変おめでとうございます!さんざん言われておられるとは思いますが、これはスタートであり、この資格を生かすも殺すも今後のあなた次第です。
コロナ禍で開業もなかなか困難な状況ではあると思いますが、折角ですから是非一国一城の主として事務所をもち、頑張っていただければと思います。
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