今日は午後から「境界問題解決支援センター滋賀」主催の研修会に参加しました。テーマは「あなたの「安心・安全な対話」を作るレシピとストレスマネジメント についてー臨床心理学の視点から」 ということで、その名の通り「臨床心理士」さんに講師をおつとめ頂き、Zoom(ミーティング)によるオンライン開催の研修となりました。
「メンタルヘルス」はいつのころからか特に勤労者について語られることも多く、実際にかなりの割合で通院されている方も多いと仄聞していますが、私たち土地家屋調査士のような職業ではそれほど耳にすることはありませんでした。はたして、実際は単に知らないだけかもしれませんが、気楽な稼業?であった士業についてもストレスにさらされる機会は昨今増加傾向にあり、また日々の業務でも自覚も実感もありますので、とても時宜にかなったテーマだと思います。
先生からは 隣接地所有者など関係者(相手)に「安心」して頂くためには、まずこちらも「安心を心に作る」スキルを身につけ る必要があること、説明もこちら(土地家屋調査士)の一方的な押し付けになっていないか、といった指摘がありハッとさせられました。
研修ではほかにグループワークとして上にある「エゴグラム」を各自作成し、グループごとで意見交換を行わさせていただきました。エゴグラムも実際に体験したのは初めてでしたが、相手を知る前にまずは自分の傾向を把握することが大切であることは言うまでもなく、とてもいい自己分析の題材だと思いました。
「行動的(癒し)コーピング」「ケアする対話」等々普段目にすることもなく、ましてや気に留めることもなかった新しい発想も教えていただきましたので、ボチボチっと、できる範囲で私も実践していこうと思います。
自らをストレスから守ることは、回りまわって依頼者を守ることとと心得え、コロナ禍で何かとストレスもたまる日々ともうまく付き合えるようにしたいと感じた研修会でした。