本日の午後は行政書士会湖北支部の恒例行事でもあります、無料相談会が長浜市さざなみタウン会議室をお借りして開催されましたので、相談員として参加させていただきました。
毎年相談の多い相続の関係が、相続登記義務化に向けてマスコミ等でのPRのせいか、いつも以上に多かったように思いますが、監護のことや成年後見について等、高齢化社会を反映したご相談も見受けられました。
私は「相隣関係」について、不動産がらみのお話を担当させていただきました。ただ、相隣関係の問題はお話をお聞きしても、それで一気に解決に導けるようなケースはまずありません。今回も相談後にがっかりして肩を落として帰られたように見受かられたことから、「ちょっと厳しめに言い過ぎたかな…」と思わないではなかったのですが、解決に向けて変に期待値を上げてもなあ、とも思います。
基本的に民・民間の問題について「正義のヒーロー」「白馬の王子」が突如登場するなんてことはあり得ないことです。一気に法的手段に訴えることにより、余計に関係が悪化することも十分あり得ます。私としてはとにかく愚直に当事者間で対話を続けていくしかないと考えますし、相談会でもそれをお勧めはするのですが、そこが一番難しいのが現代社会の実情なのでしょうね。
ともあれ、相隣関係については相談を受ける側もモヤモヤしていることをご理解いただければありがたいのです…